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2015.06.03 Wednesday

山幸モンタナ通信 #7

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    6月に入り、
    2ヶ月近くになるレッドロッジ暮らしも
    終わりに近づいた。

    日本と異なる
    マッチョでタフな窯焚き窯出しも終了。
    陶板と皿にいいのがあり、
    このタイプの窯の打率3割と読んでいる私には満足。

    スタッフ連中は「オマエのは6割が上出来」というが信じない。



    窯の半分を占めたジョージ(G)は、
    大皿が割れ、色も予想とは少し異なり、
    期待が大きかった分落ち込んだ。

    それに気づいたスタッフの対応が面白かった。

    少しでもいいのを見つけては、
    それに最大級の賛辞を贈る。勿論私も参加。
    すると不思議なことに
    Gはだんだん気をとりなおしてきた。
    まあ、一種のマインドコントロールですな。

    また、素焼きで散々揉めた私の大きなオブジェは、
    素焼き無しで窯に入れてくれ、
    傾きながらも無事に出てきた。
    おおむね順調だったけど、少し膝を痛めた。

    大きな薪、長時間高温の窯焚き、
    また窯道具全てが非常に重く、
    それを普通とする
    彼らとの筋力の差を知らされた。

    窯焚きが終わり、やれやれと思っていたら、
    間を空けず次回の薪の準備、窯出し、窯掃除、と続き
    腰ではなく膝が悲鳴を上げたのだと思う。

    薪割り機に松材を載せる作業を
    人形を作るジョスリン嬢とやったが、
    100キロぐらいの松が続き、
    彼女は上がるがこちらが続かなくなり
    あえなく交代。

    100キロ超の彼女の体重は見掛け倒しではなかった。
    最初から出来ませんとは男児の端くれとして、
    なかなか言えるものではなく、ささやかな代償です。

    私の40年前の食器も今思えば重かった。
    腕が未熟のせいもあるが、世間もそれを許してくれていた。

    その後の日本は、
    軽くて使いやすい、軽くて便利、のお題目のもと
    身の回りの全てのものに軽さを求めた。
    それはそれで悪いことではないが、
    これこそ私たちの筋力を落とした原因ではないかと
    アメリカの片田舎で妄想してしまう。

    此処では食料品のワンパック、食器、家具、
    電気製品、車のドアなど、いろんなものが重い。
    重くてヨキモノ。これまでこの地の人々の筋力を
    落とさなかったことに敬意を表したい。

    5日より此処のギャラリーで展覧会スタート。
    12日には本命のヘレナのホルター美術館で
    2カ月半の展覧会が始まる。

    10日にヘレナへ移動。
    サンドヒルクレインはいまも抱卵中。

    到着時は全ての景色が見事に灰色だった。
    それが薄く色ずき、次第に一面の緑と化して行く日々を
    カントリーミュージックと共に過ごした。

    以下は窯の猫達。


     
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