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2015.05.23 Saturday

山幸モンタナ通信 #5

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    一カ月が過ぎてやっと
    質量ともに安心できる食事の店に出あった。

    カウボーイが歩いていそうな街並みのネオンを見ていると
    どうにも期待は持てないと思ったのは偏見で、
    ちゃんとあるではないか、Kitchen and Wine。

    ジョージ(以下G)には聞くだけ無駄で、
    ベジタリアンである彼は世のレストランを忌み嫌っていて、
    「どうせ注文しても鳥の餌をましにしたようなものしか出てこない」と怒る。
    そんなGは、その向かいにある、
    少し浅黒い肌に蒼い目の肉感的アリシアのいる、
    Front Barがお気に入り。

    彼は出会った女性の名は一度で覚える博愛主義者で、
    熊本で会った女性たちも気に入った順に覚えている。
    会った女性には驚くほどまめに声をかけ、
    ジョークを飛ばし、反応を見る。



    二週間前から学生5人と先生一人が私たちのスタジオに加わった。
    うち女性4人。
    Gは先生以上に声をかけ、アドバイスをして回る。
    日本と違って先生は全く意に介さない。

    早速、私の隣のL嬢のところに来て、

    「オォ!! あなたの作りはとても繊細だー。なあヤマコー。」

    まだなんにも作っとらんのに。

    そのうち、娘たちは皆イヤホンをつけた。

    Gはこの事に批判的で、
    「最近の若者は会話を避ける風潮がある」と。

    ところが面白いのは、彼らが少しでも気になる話題になると、
    いつの間にかイヤホンを外して、スっと近づいてくる。

    5人は皆別々の大学で、20人以上の中から選ばれたという。
    初日から自分のスタイルで黙々と作る。
    他人を気にせず、自作を語る場面では、
    各自与えられた10分間をスライドを使って見事に表現する。
    中にはすでにプロとして売っている者もいる。
    お互い慣れてきたせいか積極的に話し掛けてくる。
    敬語はないが一応敬意は払ってくれているようだ。


    数日前に二度目の休日を取った。
    以前から気になっていた、
    窓から見える丘の向こうを見に出掛けた。
    此処は標高1700メートル弱。
    西と東に似たような丘が連なっていて、
    その間を小さな町が川に沿ってある。

    私の予想はあたっていた。
    丘に登って見たのは何処までも続く平原、
    つまり風を避けるように平原の中の川の流れる低地に
    集落が形成されたことが一目瞭然だった。
    一日かけて南北に長い町を歩いた。
    昔、鉱山で栄え、サロンが30軒もあったという
    粗暴な町の面影は唯一街並みに残っている。
    古い建物をそのまま使っているところがかなりある。


    ついに窯焚きが近づいてきた。
    トレインキルンと呼ばれる薪窯を3日間で焚く。
    アメリカで開発された独特の高温で焼くタイプ。
    土も違うし、焼き方も違うので
    全く見当がつかないが楽しみでもある。
    見た感じでは、放熱が激しくてとても熱いだろうし、
    体力に勝る連中が考えそうなことと思うが如何。



    例の水場で Sand Hill Crane が抱卵中。



    ん?見えませんね。

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